
✔ 読者の悩み
こういった疑問にお答えします。
・スタッドレスタイヤの必要性
・夏用タイヤとの違い
・チェーンのデメリット
急に寒くなりましたね。
さて今年の冬、スタッドレスタイヤを買おうか迷っている!
という方向けに記事を書きました。
実際、あまり雪の降らない地域では必要ない気もしますが、以下のように思っている方は準備しておくと良いかなと思います。
✔ ちょっとの雪では仕事が休めない ✔ 仕事帰りに雪が降ったら困る ✔ スリップ事故は怖い
実は、この記事を書いている僕も、どんなに雪が降っても一度は出社しなければならないという状況なので、毎年必ずスタッドレスタイヤを履いています。
また、意外と知られていない「気温」の影響や「JAFでのブレーキ実験」を交えて詳しく解説していきますのでどうぞ読み進めてみてください。
▼本記事の内容
スタッドレスタイヤは本当に必要か?
結論からお話すると、スタッドレスタイヤを履いているとスリップ事故や立ち往生して徒歩で帰るなどの大変な想いをしなくて済みます。
毎年の事ですが、雪のシーズンに入ったばかりの時は、みなさん雪に慣れていない上に夏用タイヤなのでスリップ事故が増えてしまいます。
なぜなら、夏用タイヤとスタッドレスタイヤでは、溝の作りや硬さが全く違うからなのです。
その証拠として、こちらのJAFでの実験結果を見てください。
実験:圧雪路での制動距離(40km/hから急ブレーキ)
結果:圧雪路ではスタッドレスタイヤの方が短い距離で停止できましたが、ノーマルタイヤはその約1.7倍も制動距離が長くなった。
引用:JAF公式ページより
このように、1.7倍も止まれないなんてちょっと怖いですよね?
なので、事故を起こすことと比べたら、スタッドレスタイヤは履いておくべきかなと思います。
では、次のパートでどのような違いがあるのか説明しますね。
スタッドレスタイヤと夏用タイヤの違い。
前のパートでもお話した通り、スタッドレスタイヤと夏用タイヤでは作りそのものが違います。
具体的な違いは以下の通り。
・ゴムの硬さ
・タイヤの溝の形と深さ
夏用タイヤは、暑い夏の気温や路面の温度にも耐えられるような硬さで作られています。逆に気温7度以上で性能を発揮できるように設定されているので、冬場の7度以下の時は明らかに性能が落ちてしまいます。
また、雨天時の路面の雨水をしっかりはき出し、路面にグリップできるような溝で作られています。
一方、冬用タイヤは夏用タイヤとは違い、気温7度以下でもゴムが硬くならないようにできているのでまさに冬用タイヤという訳です。
凍った路面に吸い付くような柔らかいゴムでできており、さらに氷の上の薄い水膜を吸い上げるような働きをしています。
なので、夏用タイヤで氷の上を走れば薄い水膜をグリップできないので滑ってしまい、逆にスタッドレスタイヤで雨の日にスピードを出して走ってしまうと路面の水が多すぎて、はき出すことができずに滑ってしまいます。
ここで注意したいのは、雨が降っていなくてもスタッドレスタイヤでスピードを出し過ぎたり、急ハンドル急ブレーキなどの運転をしてしまうと、路面にグリップできないので滑る危険があるという事です。
そうならないために、スタッドレスタイヤで雪道以外を走行する際は、飛ばさず安全なスピードで走行しましょう。
ここまで読んだ方で、スタッドレスタイヤじゃなくも夏用タイヤのままでチェーンを持っていればいいんじゃないの?という意見もあるでしょう。
それは次のパートでお話しますね。
チェーンを持っていれば良いのでは?
最近は昔のような本物のチェーン(鎖)ではなく、ゴム製の商品が出ていますね。
ただし、この意見についてはケースバイケースでしょう。
例えば男性ドライバーで、車に詳しかったりタイヤ交換が自分でできるレベルの方であれば、チェーンの取り付け・取り外しが容易なのでアリかなと思います。
しかし、女性ドライバーの場合はほとんどの方が、チェーンの取り外しは難しいと思います。しかもその取り外すタイミングというのは、雪が降っていて路面にも雪が積もっている状況だからなおさらです。
スタッドレスタイヤは必要か?まとめ
以上の内容をまとめると
・女性はあらかじめ履いておく方が望ましい
・男性はメンテナンス好きなら簡易チェーンもあり
・スリップ事故の不安があるなら履いておく
という感じです。
ちなみに、スタッドレスタイヤを買って夏用の同じホイールにタイヤだけを入れ替えるのはお勧めしません。
なぜなら、何度もタイヤの脱着を繰り返すとタイヤとホイールの間に隙間ができてしまい、エアー漏れの原因となるからです。
なので、スタッドレスタイヤを買う場合は「ホイル付きのセットで買う」ことをお勧めします。
さらに言うと、タイヤは大きければ大きいほど値段が上がるので、ホイールのサイズを「1インチ小さい物」を買った方が費用を安く抑えられます。
あなた
そうなのですね。私は安心のためにスタッドレスタイヤを履いておこうかな。
はい!心配なら履いておきましょう!
ジョニックス
◆簡単なタイヤ購入についてはこちらを参考にしてください。